【コラム】スマブラDX界隈の発展について

 

 

今年に入り、DX界隈では”界隈を発展させたい”という声が大きくなってきました。
皆がTwitter上でどのようにしたら発展するのか意見を述べるなか、筆者もこれについては思う点がいくつかあるので今回書かせていただきます。
筆者独自の考えが強く入っているため必ずしも正しいとは言えませんが、ひとつの意見としてご覧ください。

 

 

 

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【界隈の性質】


ひとえに発展と繰り返してもまずはこの界隈の性質について知っておかなければなりません。
このDX界隈というのは少し特殊な形で成り立っています。
通常のコンテンツならそれを発信した会社や企業などの”母体”があり、その母体が提供したコンテンツに対して人々は楽しみますが、DX界隈のみならず格闘ゲーム全般にはさらにもうひとつe-sportsという母体”が存在しています。
これは界隈的には長所と考えてよいと思います。
通常、コンテンツに人気が出てくれば提供する企業側は何らかのアクションを起こし、その人気を持続させようとしますが、スマブラDXについては十数年前ものゲームのため、任天堂側が何かしてくれるという期待は薄いです。(スポンサーになったりしてくれてはいますが)
通常なら縮小していくだけのところを、この界隈はファンの力によって残っていますが、新たなるe-sportsという母体に歩み寄らない限り、界隈を守ることが精一杯で発展までは難しいでしょう。

 

 

【2つの段階】

 

 

では発展させるために何をすればよいのか。大きくふたつに分けられます。
ひとつめは”ファンの力でコンテンツを発信し続けること”です。
敷居を下げていきプレイ人口を増やすことももちろん重要ですが、プレイ人口というのはいささか安定しません。
興味はあるけどプレイはしない、それほどでもない。また、辞めてしまった。
オフや大会に参加していない”だけ”で、DXに興味はあるという人々は
私たちの想像以上にいるということが、ニコニコ動画で証明してくれました。(AXE選手のEVOでの動画のこと)

 

第一段階として興味をもってもらう。

第二段階でプレイしてもらう。

 

このステップは重要だと思っています。無理に誘えば嫌になる原因にもなりますし
、強くなりたいという志の人は誘わなくてもプレイしにくるというのが私見です。
筆者はこの、興味を持ってもらうという段階に焦点をあて、興味をもってもらえるようなコンテンツを発信し続けることこそが重要ではないかと捉えています。
幸いスマブラDXは、一度でもプレイしたことのある人なら上級者の動きが目に見え、違いのわかるゲーム、”観戦”という側面に大きく焦点を当てられるゲームです。


ふたつめは冒頭話したe-sportsに歩み寄ることです。
嬉しいことに海の向こうアメリカではDX人気に拍車がかかっており、数々の企業がスポンサードとして名乗りを上げています。
しかし日本ではまだまだ。プロ選手はいるものの、e-sports業界からは少し
離れているように感じられます。
そもそも歩み寄った先に何があるの?という話ですが
一番の目的は”界隈の宣伝効果”だと思ってます。
有志の力で人を呼びかけても限界があり、かといって任天堂という母体が動いて
くれるわけではありません。
e-sportsとしての側面に、より、寄り添うことでコンテンツとしての昇華はもちろん、興味をもってもらうための”キッカケ”が増えることは間違いありません。
どのように歩み寄るかと言われれば難しいですが、地道な営業から初めていこうかと私は思っています。

 

 


長々と書きましたが大事なことは大前提として”興味をもっておらうこと”であり、その為にはコンテンツの継続的な発信e-sportsへの歩み寄りが必要ではないかと思っています。
皆さんの意見が間違ってるとは言いませんし、この考えが正しいとも言いません。何をしたら正解かわかるのは数か月後、数年後の界隈を様子を見てからでしかわからないのですから。