【インタビュー】スマブラDXの5神が語る“HungryBox”とは
当ブログに足をお運びいただきありがとうございます。
さて、全5回に分けて行われたインタビューも今回でラストになりました。
前回に引き続き、最後はHungryBox選手編ということで、5神が彼について語っています。
今回の対談では欠席していますが、彼のいない席でいったい何を語るのか。
PPMD選手からは、意外な発言が飛び出します。
前回⇒【インタビュー】スマブラDXの5神が語る“Mango”とは - Melee Destruction
【インタビュー】
D1:では、今日は参加できませんでしたが、Hungryboxについて語ってもらいましょう。Hungryboxのプレイスタイルの特徴は何ですか?
Armada:Hungryboxの特徴と言えば、まず、我慢強いですよね。
Mango:そうだね。
Armada:自分のゲームスタイルっていうのがあって、何としてもそれを守り抜こうとする姿勢がありますね。リスキーなことは極力避け、多くのオプションの中で、常に最適な動きに徹する。
Mew2king:そして、プリンを使うのは、彼だけだよね。Mangoもだいぶ前にプリンを使うのやめたし、他のプレイヤーもね。だから、Hungryboxのプレイスタイルは独特で、先を読んで、常に安全な位置に身を置く。
PPMD:なんだか、すごく正当な意見ばかりがでてますが…Hungryboxは、自分のスペースを守り、常に快適な状態でいるように努めるプレイヤーだね。辛抱強く時間をかけて、対戦のフローを見極めて、自分に有利な状況に持っていく。そのペースを邪魔しようとして、いろいろ仕掛けても、彼は防御力もあるから、攻撃が難しい。練習もたくさんしてるし。そういう特徴は、プレイヤーとしても、個人としても、Armadaが言うように、彼の強みでもあると同時に弱点にもなり得ると思う。
Mango:そうだね。彼の特徴をうまく良い得てると思うよ。彼がやろうとすうことはたいてい読める。常に安全を確保しようとするんだよね。だから、手出しができなかったりするわけ。相手をイライラさせるのが最も得意なプレイヤーだと思うよ。相手がイライラし始めたら、Hungryboxの本領発揮で、さらに手強くなるんだ。
D1:では、一人一人答える必要はないけど、次の質問は、Hungryboxは、トップ5の1人とみなされることに納得ですか?
Armada:もちろん。ここ6~7年の実績を見れば、よい結果を残しているしね。
PPMD:僕は、Hungryboxは、この中に入るべきじゃないと思うね。彼は、色々他にやることがあるらしいしね。僕らはスマッシュに全てを捧げてるんだから。悪いけど、いや、悪いけどとも言わない。彼はここに入れませんね。そうだろ?
Mango:え、誰だ、こいつ?
D1:Hungryboxのこと言ってるみたいですよ。
Mango:そんなこと最も言うべきじゃない人だろ、君は?
PPMD:その通り。でも、言っちゃったもんね。
Mango:ケビン・ナニーは、Hungryboxがここにいないことをいいことに…。
D1:では、Hungryboxが、スマッシュコミュニティーの中で、真に実力のあるプレイヤーだと実感したのはいつですか?
Mango:ドリームハックに勝った時だね。あれが、彼が勝った初めての大きなトーナメントだったよね。2010年Apex以来。
D1:(Armadaに向って)あれは、ヨーロッパの大会でしたよね。君の領域で、自分の大陸で、彼が勝ち進み、一位になった時には、どんな気持ちでしたか?インターネットのあちこちで動画を見たけど、鼻持ちならない気分だったようだよね。
Armada:まず、プリンっていうキャラクター自体が好きじゃないんだ。プリン相手に対戦するのが嫌なんだよね。でも、プリンを操るHungryboxの技術が凄いことは認めるよ。
Mango:君がHungryboxと対戦した時、妙な立場に置かれたよ。どっち応援したらいいか分からない。だってさ、時には君だって負けないといけないこともあるんだよ。
Armada:僕が負けないといけない時もあるだって?
Mango:そうだよ、理由はどうあれね。Hboxに勝って欲しかったわけじゃないよ。アメリカのプレイヤーといってもHboxの勝ちは、単にHboxの勝ち、フロリダの勝ちなのかも知れないけど、アメリカの勝ちってわけではないから。
D1:では、Hungryboxについて、最後の質問です。対戦外での彼はどんな人ですか。ゲーム中の彼とは違いますか?
Armada:僕は、Hungryboxとは対戦以外で、あまり交流がないから、何とも言えませんね。トーナメントでの彼と、普段の彼とはすごく違う人っていう可能性もあるから、僕は何とも言えないね。僕は、普段の彼よりも、プレイヤーとしてのHungryboxしか知りません。
D1:(Mangoに向って)君は、何か知ってるっぽいけど…。
Mango:僕は何も知らないよ。
D1:誰か、普段の彼を知ってる人いませんか?
PPMD:何度か個人的に話したことはあるよ。彼が、あまり社交的でないのも、プレイスタイルがセーフ過ぎるのも、それなりの理由があるんだよね。人それぞれ環境や状況が違うから、1つの側面を見て、人を判断しちゃいけないよね、そういうの忘れがちだけど。個人的につき合えば、性格が見えてくるから、誤解も生じない。彼とは、深い付き合いでは決してないけど、何度か話したことはあるからね。
Mew2king:一般概念として、君が言ったこと、僕にもあてはまるよね。
PPMD:そのとおりだよ。
【翻訳元動画】
インタビュー記事は以上になります。
今回は全5回に分けてお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
それぞれゲーム内でのプレイスタイルと、リアルでの性格面が非常に似通っているという興味深い内容となりました。
よく、『ゲームは対話』だとか、『一度試合をすれば相手の考えていることがわかる。』などと言われますが、あながち行き過ぎた比喩表現でもなさそうです。
初対面の相手と試合後に仲良くなっていた経験はありませんか?
我々は試合を通じて相手と自然にコミュニケーションをとっているのかもしれません。
そして、彼らのように多様な性格のプレイヤーたちがトップに君臨しているからこそ、我々は彼らの試合を飽きずに見ることができるのでしょう。
【今後の更新予定】
・LSL Presents: Ken vs Bombsoldier
・The Smash Brothers: The Comeback たぶんやります。たぶん。
そして、そろそろ同じようなブログを始める人が出てきたらなと思ったり思っていなかったり...。