【コラム】スマブラDXにおける"逆転劇" あの一戦を振り返る
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ヨーロッパでのスマブラDXランキング5位、そして世界でのスマブラDXランキングでは53位と、Armada選手やLeffen選手に続きヨーロッパを代表するプレイヤーです。
2006年夏、ヨーロッパで開催された”RoS3”という大会で2人のプレイヤーが出会いました。
ひとりはマルス使いこと”EK選手”。そして、もうひとりが先ほど紹介した”Amsah選手”です。
こちらの試合をご存知ないという方は是非ともご覧ください。
スマブラDXには数多くの逆転劇が存在しますが、この試合はその代表的な試合と言っても良いでしょう。
試合が始まり、まず最初に1ストックを先制されたamsah選手はこう語っています。
Amsah選手「あれは大会のグランドファイナルのことだった。最初に1ストックを取られたけど、それはまあよかったんだ…」
しかしEK選手の流れは止まりません。そのまま2ストック目まで奪取します。
Amsah選手「ま、まあまあ。いいんだ。まだ全然いける。先制されたけどまだ逆転できる感じだった。」
ノリに乗ったEK選手はそのまま3ストックまで奪取してしまいます。
Amsah選手「その時の僕はひたすら4タテは嫌だという気持ちだった。今までだってされたことないのに…。4ストック取られそうな上に録画されていて、残り1ストしかないのにEKが俺にコンボするんだよ(笑)」
Amsah選手「その時の僕の頭の中はパニック状態でもうこんな感じよ。」
※こんな感じ
Amsah選手「ポーカーフェイスだけど頭はマジかよ!って感じだった。1ストック取ったけど、動画を見てもらえればわかる通り崖に向かって走ってる。もう自殺しようかと思ったよ。その時に気が付いたんだけど、彼は俺を倒そうとしてるんだけど、彼が冷静さを欠いてることに気づいたんだ。」
確かに、EK選手は冷静さを欠いていたのか、後隙の大きいマルスの横スマッシュを多めに振っていました。ここから彼の怒涛の逆転劇が始まります。
Amsah選手「自分が冷静になってくうちになんとか1ストック取ることができた。取り戻した瞬間はまあいい感じだった。崖際で彼をとらえてコンボが入ったんだ。空前で外に出したんだ。その時ひらめいたんだ。さてはこいつ頭の中ぐちゃぐちゃだな。と。」
Amsah選手「これは勝てると気が付いたんだ。対戦してると相手が焦っていると確信が持てた。」
試合の流れは完全にEK選手からAmsah選手へ移り、スマブラDX史上屈指の逆転劇がなされようとしています。
Amsah選手「最後の方はもうパニクってて心境がぐちゃぐちゃなんだけど、彼の立ち回りはよかったのに崖のぼり攻撃(一番最悪な選択肢)をしてきたんだ。そこに空前を当てにいったのよ。」
Amsah選手「試合中、彼の顔をちらっとみたら、こんな感じ。」
※こんな感じ
Amsah選手「彼が唖然としてるし笑ってしまったよ。彼は友達だけどその時の彼を見たときは精神を崩壊させたかもしれないと思ったよ。振り返ったら観客や友達に抱きつかれていた。もしあの時4タテされていたら放心状態になっていたのは僕だろうね。」
Amsah選手「このゲーム、何が起こるかわからないよ。」
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【翻訳協力】