スマブラDXの対戦中に気をつけるべき5つのポイントをArmadaが解説

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こんにちは。めがねです。

何気に技術的な内容に関する記事を書くのはほぼ初めてなので緊張しています。うぷ。

 

 

 

ニュートラルゲームとは】

 

5つのポイントを解説する前に、このあと文中でよく出てくる「ニュートラルゲーム」という言葉について説明したいと思います。僕じゃなくて、わのさんがね。以下、わのさんのブログより引用です。

 

スマブラの大会を観ていると、「ニュートラルゲーム(Neutral game)」という言葉をよく聞くだろう。これはキャラクター同士が十分離れていて、状況有利/不利が存在しないときのことだ。お互いに牽制や釣り行動、間合い調節を経て、どちらかの攻撃がヒットしたとき、ニュートラルゲームは終わり、パニッシュメント(火力を取る)ゲームに移行する。

 

引用元⇒【スマブラ】ニュートラルゲームとは - スマブラとかの雑記

Twitterわの (@wanohssb) | Twitter

 

わかりましたか?日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、ピンとこない方は「立ち回り」と置き換えてみるといいかもしれません。しかしながらニュートラルゲームという言葉のの正式な和訳はまだ定かではないのであしからず。ニュートラルゲームはニュートラルゲームだしDestructionはDestructionなんです。以下解説をどうぞ。

 

 

 

【ポイントその① 深めの差し込みと引き】

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainスマブラDXで一番重要なのは「深めの差し込み」と「引き」の2点だ。フォックスの空中NAで差し込みしたとき、毎回同じ現象が起きるゲームじゃないし使い分けが大事。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain例えば対戦してたとしよう。相手の今いる場所に対して攻撃したい!となったときに相手が立ってた場所に攻撃するけど、それを相手が引いて結果的にスカされる。みたいな状況になりがちだ。そしてそれが時には重い反撃になるときもある。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain相手がいるその場に攻撃しがちだけど、深めに攻撃することも頭に入れておくといい。

 

 

 

【ポイントその② しゃがみの有効活用】

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain上位勢でも軽視されがちだ。これはn0neがすごく上手い。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain例えば、キャプテン・ファルコンでロータリー(空中N攻撃)から弱Aを連打したとする。ファルコンによくある動きのひとつだけど、それを受けるフォックス側からも「よくある状況だ」とわかってるからしゃがみで反撃しようとする。でもn0neはしゃがみで反撃されるのをわかった上で行動してるんだ。しゃがみをさらにしゃがみでカウンターしてる。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain本来なら反撃くらう状況だけど、n0neはしゃがみから反撃されるのを知っているから、多少のダメージは覚悟のうえでそこからさらにリターンを取れるよう心掛けている。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainニュートラルゲームにおいてしゃがみは大事なポイントだ。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainマルスの空中前攻撃なんかもしゃがんで掴める。もし空中前攻撃をガードしてたら掴みは間に合わない。しゃがみだから間に合う状況もあるんだ。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainある状況においてはダメージを少し受けても、そこからより大きいリターンをとれることがあるんだ。

 

 

 

【ポイントその③ 目には目を】

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain例えば相手がものすごく早い行動で差し込みしてきたときとか、自分もアグレッシブに迎え撃つ。相手の最速行動より、より速い行動で打ち勝つ。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain相手の差し込みに対して引き絶空などがニュートラルゲームにおいて正しい選択だと思われがちだけど、攻撃に攻撃を被せるということも十分回答になり得る。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainなぜ回答になるかって、相手が被せてくることに気づいたとき、プレシャーをかけられるんだ。よくMangoがやるんだけど、プレッシャーに怯えさせてそこをさらに追い込む状況があるから目には目をという方法もある。

 

 

 

【ポイントその④ 回答は複数用意すること】

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainニュートラルゲームを自分なりに考えたときに陥りがちなんだけど、ある状況に対しての回答を考えるよね。例えばシークのSJ鉈を対策したとする。解決策としてSJ鉈で着地する地点から引いてスカさせるとしよう。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainそれはそれで正解だけど、そこで満足して対策終了したと思ってしまう。でもそこで対策は終わっていなくて、実は解決になっていない。むしろ回答を絞ることで、より不利になってしまう。本来なら回答は4、5個用意するのが望ましい。SJ鉈から逃れようとするのはシーク側はわかってるわけだし、そこで反撃がひとつしかないと相手に知られたら逆に不利になってしまう。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain5つの回答が用意してあって、その5つの行動を試合中にすれば、シーク側は対策されているのをわかっていたとしても、どの回答がくるのかわからないから反撃もできない。そこではじめて対策ができたという状況になるんだ。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainフォックスやファルコはポテンシャルを多く発揮できてニュートラルゲームが強いね。回答をひとつ見つけて満足してはだめだ。複数の回答を用意し、なおかつそれを試合中に実行することが大切だ。

 

 

 

【ポイントその⑤ 相手のパーセントに合わせた選択を】

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainスマブラDXにおいて「この状況において正解はこれ。」と状況はいくつかあるけど、その時のパーセントが大切。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainシークとフォックスが対戦しててフォックス側が50%だったとしよう。シークのDAで着地狩りしようとしてフォックスがいい感じに浮き、そこからコンボしようとする。DAが効くパーセントならいい行動なんだけれど、フォックスが0%だったりすると、着地狩りしているはずなのにむしろ反撃されるかもしれない。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plain実際シークは相手が0%の時にやることが少ないしね。それがメジャーな弱点でもある。

 

f:id:mgn_ssbm:20170628194722p:plainピーチでもそうだ。空中前もDAも強いけど、相手が0%だったらむしろダメージレースで負けてしまう。

 

 

 

【まとめると...】

 

  1.  深めの差し込みとは攻撃したいと思ったときに相手がいる場所より奥に攻撃すること。引きも重要。
  2. しゃがみを有効活用することでより大きなリターンを得ることもできる。
  3. 最速で来た相手にはより速い最速で返せ!1Fのリフレクターが来たとしても、もっと速くDAなどでカウンターだ。
  4. 相手の行動に対し多くの回答を用意し混ぜることが大切だ。相手の対応策が多いかどうかで反撃のしやすさが変わってくる。相手に多くの解決策を強いることが大切。
  5. 強い行動もパーセントによっては強くないときもある。強い技も万能ではない。

 

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これ以外にもたくさんの大切なテクニックや駆け引きはあるけれど、この5つさえきちんと出来ていればニュートラルゲームを構築できるだろうし、間違ったことにはならないよ。

 

 

 

【最後に】

 

Armadaによる解説は以上になります。いかがでしたか?

ブログにまとめるということである程度かいつまみましたが、翻訳元動画では動画を例に挙げより詳細に状況を説明していたり、Androidが途中口を出すも合っているのか少し不安そうにArmadaをチラチラ見つめる様子が見られたりします。皆さんもこの5つのポイントを参考に自分なりのニュートラルゲームを構築してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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